インテルが開発者向けイベント「IDF16 San Francisco」にて、新しい小型開発ボード「Joule」を発表したのでご紹介したいと思います。
GalileoとEdisonの後継にあたるモジュール
IntelではIoT機器を開発するためのハードウェアとして、2014年1月から「Galileo」を、2014年9月からGalileoをさらに小型化した「Edison」を販売していましたが、今回発表された「Joule」はこのGalileoとEdisonの後継にあたるモジュールです。
発表されたのは「Joule 570X」「Joule 550X」の2機種。
▼詳細
Joule 570X | Joule 550X | |
SoC | Atom T5700(1.7GHz) | Atom T5500(1.5GHz) |
GPU | Intel HD Graphics(4K対応) | |
メモリ | 4GB LPDDR4 | 3GB LPDDR4 |
ストレージ | 16GB eMMC | 8GB eMMC |
無線機能 | IEEE 802.11ac、Bluetooth 4.1 | |
インターフェイス | USB 3.0、CSI/DSI、GPIO、I2C、UART |
本体サイズ:48×24×5mm(幅×奥行き×高さ)
量産までの期間を短縮
従来、メーカーがIoT機器を開発する際に、コンセプト以降、デザインおよび通信ハードウェアの設計、OSレベルのコード開発、カスタムキャリアボードの開発、および各種認証を取得する必要がありました。しかし、Jouleを使えば、設計、製造、開発するだけでシステムに組み込むことができ、生産までの期間を短縮できます。
[参考サイト]
インテル