ポート株式会社と東京女子医科大学が共同で、IoTを活用した『都市型遠隔診療』の安全性および有効性に関する実証研究を開始するのでご紹介したいと思います。
都市型遠隔診療で可能なこと
高血圧治療では長期間にわたる定期的な血圧のモニタリングが重要であり、日本高血圧学会のガイドライン(JSH2014)においては、特に家庭血圧の測定に基づいた治療介入が重視されています。IoTと遠隔診療の活用により、自宅での血圧測定をより積極的に取り入れることで、血圧の最適なコントロールが可能になると期待されます。またそのことにより、高血圧の放置や、不十分な治療で起こり得る脳出血や脳梗塞などの脳卒中、心筋梗塞や心不全、不整脈などの心臓病、慢性腎臓病といった長期合併症の予防へとつながることが予測されます。
通院継続のハードル
診療してもらって、通院が必要となった場合でも続けられない方が多いと思います。都市型遠隔診療なら病院に足を運ばなくてもいい上に、通院に要する時間が緩和され、医療費の節約にもつながります。今回の実験がうまくいき多くの病院で導入されることに期待したいですね。
[参考サイト]
ポート株式会社 プレスリリース